2012年3月期
株主通信
2011.4.1 2012.3.31 フィールズ株式会社
証券コード : 2767
2012年3月期
株主通信
2011.4.1 2012.3.31
1 会長メッセージ 3 トップインタビュー
10 企業の社会的責任(CSR)への取り組み 11 決算ハイライト
15 コーポレートデータ 16 株式情報 17 IRコミュニティ
18 第三者によるフィールズの分析レポート Contents
会長メッセージ
代表取締役会長( CEO ) 山本 英俊
すべての人に最高の余 暇を
The Greatest Leisure for All People
株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 また、平素より格別のご支援、ご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます。
はじめに、昨年3月11日に発生した東日本大震災から約1年3ヶ月が経過しましたが、改めて被災された皆様に心よ りお見舞い申し上げますとともに、心身とものご回復と地域のご復興をお祈り申し上げます。
当社及び当社グループは、被災地復興に協力すべく、新しい未来を切り開く子どもたちへの支援活動に積極的に取 り組んできました。また、事業活動を通じて世の中の人々の思いに応えるべく、エンタテインメント性の高い商品やサー ビスの提供に努めてきました。このように、私たちは、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念の実現に向けた 取り組みを重ねることで、自らの成長のみならず社会全体に豊かさをもたらしたいと考えています。
当社は、2003年3月の株式上場時に、企業の競争優位性の基盤として知的財産(IP)の多元展開を基幹とする戦 略を打ち出しました。この戦略のもと、パチンコ・パチスロ分野では、キャラクターをはじめとするIPを活用し、エンタ テインメント性の高い遊技機を世に送り出すことで市場の健全化や活性化に寄与してきました。また、クリエイティブに 秀でた企業や表現者、最先端の技術を有する企業と連携し、取得したIPをパチンコ・パチスロ以外のメディアで展開 することで、多様なエンタテインメント分野に事業領域を拡大していきました。
このような実績のもと、当社及び当社グループは、株主の皆様からのご期待や世の中の人々の思いに応えるべく、 新たな成長に向けて歩みをはじめました。すでに数年前より、上場以来のパチンコ・パチスロ分野に主軸をおいたビジ ネスモデルから、IPに主軸をおいたビジネスモデルへの戦略転換を企図し、「成長するビジネスモデル」として戦略の 整理、構築を進めており、さらなる成長と発展を期しています。
当社及び当社グループは、この先も安定的かつ継続的にキャラクターをはじめとしたIPビジネスを強化・発展させ ていきます。そして、新たに位置づけた事業の枠組みを基本に、それらの相互作用による循環型ビジネスの展開を通 じて事業活動のスパイラルアップを目指し、中長期的にはパチンコ・パチスロ分野の流通企業からIPを基軸とした企業 へと大きくシフトしていきます。同時に、株主の皆様への利益還元や、ウルトラマン基金をはじめとした社会貢献など、 当社及び当社グループを取り巻くすべての人々の豊かさに資するべく、一丸となってまい進してまいります。
これまでも企業理念にご賛同賜り、お力添えをいただいておられる株主の皆様に深く感謝いたしますとともに、当社 及び当社グループのさらなる成長と発展に向け、引き続きご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
2012年6月
代表取締役社長(COO) 大屋 高志
はじめに
株主の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお 慶び申し上げます。本株主通信をお届けするにあたり、日頃 のご支援とご愛顧に深く感謝申し上げます。
当社及び当社グループは、「すべての人に最高の余暇を」 という企業理念の実現に向け、世の中の人々の心を豊かに するエンタテインメント性の高い商品やサービスの提供に努 めています。
2012年3月期は、東日本大震災の影響により、エンタテ インメント産業も大きな変動にさらされました。当社及び当 社グループの社員や家族も被災しましたが 、社員と家族の 安全をいち早く確保したうえで、グループが一丸となって被 災地の復旧・復興支援活動に取り組みました。そして、多く の人々の心を癒し、明日への活力につながるエンタテインメ ントを提供することが私たちの使命と考え、パチンコ・パチス ロ分野をはじめ、その他のエンタテインメント領域で様々な 挑戦を続けた1年となりました。
トップインタビュー
2012年3月期の総括
2012年3月期の連結業績は、売上高92,195百万円(前 年 同 期 比11.0%減)、営 業 利 益8,527百 万 円(同35.1% 減)、経常利益8,661百万円(同36.7%減)となりました。当 期純利益は、子会社の解散・清算に伴い法人税等が減少し、 5,991百万円(同20.3%減)となりました。
パチンコ・パチスロ分野は震災の影響でサプライチェーン
(部品供給網)が寸断され、電子部品の調達に影響を受けた ことから、遊技機メーカー各社が下半期偏重型の生産・販売 計画を組み、当社も下半期を重視した販売スケジュールを策 定しました。その後、想定より早い時期にサプライチェーン が復旧し、各社が有力タイトルの出荷・販売を年末年始に集 中させることが予測されました。そのため、当社は流通企業 の立場から、年明け後も市場の盛り上がりを持続させるべく、 第4四半期に複数タイトルを投入する販売スケジュールを再 策定しました。
この結果、上半期にパチンコ遊技機1機種、パチスロ遊技 機2機種、下半期にパチンコ遊技機1機種、パチスロ遊技機 4機種を投入しました。販売活動は全体を通じて概ね計画通
りに推移したものの、第4四半期に販売を開始した「パチス ロ モンスターハンター」の受注分の一部が、タイで発生した 洪水の影響により部品の調達が困難になったことから、次期 にずれ込みました。また、パチンコ遊技機1機種について、 業界団体による内規変更に対応し、ゲーム性・エンタテイン メント性の向上を図るため、次期投入に変更しました。
パチンコ・パチスロ以外のエンタテインメント領域は、モバ イル分野がスマートフォンへの対応や新コンテンツ拡充に向 けた取り組みを継続し、スポーツ分野が抜本的な事業再編を 実施しました。また、(株)ヒーローズはコミック誌「月刊ヒー ローズ」を創刊し、ルーセント・ピクチャーズエンタテインメン ト(株)は映画「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」、(株)円 谷プロダクションは映画「ウルトラマンサーガ」を公開しまし た。加えて、(株)デジタル・フロンティアは映画やゲームのコ ンピュータ・グラフィックス(CG)制作をはじめとした映像制 作事業を推進するなど、各エンタテインメント分野で知的財産
(IP)の取得、創出及び多元展開に向けた施策に注力してきま した。
業績の総括と次期の見通し
2013年3月期の連結業績は、売上高115,000百万円
(前 年 同 期 比24.7%増)、営 業 利 益14,000百 万 円(同 64.2%増)、経常利益14,500百万円(同67.4%増)、当期 純利益7,300百万円(同21.8%増)を見込んでいます。
パチンコ・パチスロ分野は、流通企業としてファンからの 支持拡大と新規顧客の創造を目指し、ゲーム性・エンタテイ ンメント性に優れた良質な商品を投入していきます。
パチンコ遊技機は、京楽産業.(株)との新ブランド「オッ ケー.」の第1弾商品の投入をはじめ、提携メーカーとの企画 開発商品のラインナップの拡充を図っていきます。パチスロ 遊技機は、拡大基調が続く市場をさらに活性化すべく、ファ ンのニーズに応える有力商品を複数投入していきます。これ
により、パチンコ・パチスロ遊技機合計48万台の販売を見込 んでいます。
エンタテインメント領域では、当社グループが取得・保有・ 創出したIPを新たに位置づけた事業の枠組みで循環させる ことで、多くのファンを獲得し、IP価値の最大化を図っていき ます。
なお、株主の皆様への配当は、安定的かつ利益に応じた配 当を基本方針としており、2012年3月期は1株当たり5,000 円を実施し、2013年3月期は1株当たり5,000円を予定し ています。当社はさらなる成長を通じて、株主の皆様への利 益還元を目指していく所存です。
2013年3月期の見通し
■ 1株当たり配当金(単位:円)
期末 第2四半期末
■ 連結業績の見通し
(単位: 百万円) 2012年3月期
(実績) 2013年3月期 (見通し) 前年同期比 (%) 売上高 92,195 115,000 +24.7 営業利益 8,527 14,000 +64.2 経常利益 8,661 14,500 +67.4
当期純利益 5,991 7,300 +21.8 2,000 2,000
配当500
配500
5,000
2,500 2,000 2,500
2,500
2,000 2,000 2,500 2,500 5,000
2,500 2,500 5,000 4,500
4,500 4,500
12/03 13/03 11/03 (予定)
08/03 09/03 10/03
当社及び当社グループは、「すべての人に最高の余暇を」 という企業理念の実現に向け、世の中の人々の心を豊かに するエンタテインメント性の高い商品やサービスの提供に努 めております。中長期的にはパチンコ・パチスロ分野の流通 からIPを基軸とした企業へと大きな変化を遂げることで、さ らなる成長が図れると考えています。
経済産業省は、国民生活を豊かにする次代の重要産業と して「コンテンツ」を位置づけています。近年のメディアの多 様化や個人の嗜好の広がりによって魅力的で新しいキャラク ターが生まれにくい状況を打破し、日本の経済成長に寄与す ることも、当社及び当社グループに課せられた使命であると とらえています。そのためにも、付加価値の高いIPを取得・ 創出し、多元展開によって商業的に価値の高いコンテンツを 育成する、IPを起点に幅広いエンタテインメント分野で世の 中の人々の思いに応える、といったIPビジネスを安定かつ継 続的に成長・発展させていきたいと考えています。
当社は、2003年3月に株式を上場しました。
上場以来、企業の競争優位性の基盤としてIPの多元展開 を基幹とする戦略を打ち出し、一貫して推進してきました。と りわけIPの取得では、マンガ、アニメ、映画、テレビドラマ、 音楽、ゲーム、スポーツなどの分野で優良IPを有する企業か ら、数多くの商品化権を取得してきました。
パチンコ・パチスロ分野では、こうした商品化権を活用し てエンタテインメント性の高い遊技機を世に送り出すことで、 市場の健全化と活性化に寄与することができました。当時 は、IPを活用した遊技機も少なく、パチンコ・パチスロをアニ メーション、映画、テレビなどと同列のメディアととらえ、い ち早くエンタテインメント性の高い遊技機を提供したことが 成功の要因であったと考えています。
上場来のビジネスモデル
当社グループが目指すキャラクターをはじめとしたIPビジネスのモデル
中長期的な成長に向けて
■ 上場来のビジネスモデル
クロスメディア展開
Paper(雑誌・コミック)
CD・DVD(セル・レンタル) 新情報携帯端末
ゲーム機 携帯電話
映画 TV
グッズ ライブシアター 最先端クリエイティブ&
テクノロジー 広告プランナー 映像クリエイター 映像テクノロジー ゲームクリエイター
コピーライター 放送作家・TVプランナー 全国のパチンコホール
ファン
クロスメディア展開
商品開発
知財開発
販売企画
コンテンツ
ゲーム スポーツ等 マンガ・書籍 アニメ 映画 TV・ドラマ 音楽(アーティスト)
販売委託
優良IP
商品化 パチンコ メーカー パチスロ メーカー
一方で、当社は、クリエイティブに秀でた企業や表現者、 最先端技術を有する企業などと連携し、取得したIPをパチン コ・パチスロ以外のメディアで展開するという新たな挑戦を 続けてきました。
こうした取り組みを通じて、多様なエンタテインメント分野 に事業領域を拡大してきました。その間、IPの取得のみなら ず、(株)円谷プロダクションのような優良IPを保有する企業 を傘下に収めてきました。また、保有するIPの高付加価値化 に向けて、各分野の有力企業や秀でたパートナーとのネット
ワークを構築し、自らもコミックス、アニメーション、映像な どの専門分野を担う企業をグループに迎え入れてきました。
その結果、パチンコ・パチスロ分野においては、魅力溢れ る遊技機を継続的に開発・販売することが可能となり、大き な成果をあげることができました。さらに、次なる成長に向 けて、お預りしているIPのみならず、優良IPの枯渇傾向を打 破すべく、IPの創出を目的とした取り組みを本格的に始動し ました。
当社及び当社グループは、数年前から中長期的な成長・ 発展を遂げるために、上場以来のパチンコ・パチスロ分野に 主軸をおいたビジネスモデルからIPに主軸をおいたビジネス モデルへの戦略転換を企図してきました。
今般、上場10年目、設立25周年を迎えるこの機に、次の 四半世紀を見据えた「成長するビジネスモデル」として戦略を 整理・構築し、さらなる成長・発展を期しています。
成長するビジネスモデルでは、4つの枠組みを基本として、 それらの相互作用による循環型ビジネス展開を通じて、事業 活動のスパイラルアップを目指していきます。
①「コミックス」:原作・ストーリー・キャラクターを取得・創造 していきます。
②「アニメーション」:最先端の技術を活用してコミックスの 有力作品の映像化を推進していきます。
③「映画/テレビ」:映画やテレビなどを通じて作品の認知度 向上と価値拡大を図っていきます。
④「マーチャンダイジング」:インタラクティブメディア、コン シューマプロダクツ、パチンコ・パチスロの商品化を通じ て収益化を担っていきます。
当社及び当社グループは、パチンコ・パチスロ流通の強み をもったキャラクタービジネスの確立を目指していきます。 株主の皆様におかれましては、今後のさらなる成長にご期 待いただき、引き続き長期的なご支援を賜りますよう、よろ しくお願い申し上げます。
成長するビジネスモデル
■ 成長するビジネスモデル
映画/テレビ
アニメーション化されたコンテンツを世に広め、 多くのファン層を拡大させる
コミックス
原作・ストーリー・キャラクターを取得・創造する
アニメーション
ストーリーやキャラクターをCGなどの 最先端技術で付加価値を高める
マーチャンダイジング
インタラクティブメディア コンシューマプロダクツ
パチンコ・パチスロ
それぞれのメディアで活用し、収益化を図る
シリーズ化 IPの 価値最大化
IP創出の源泉として、原作・ストーリー・ キャラクターを取得・創造するのが「コミック ス」の役割です。
(株)小学館クリエイティブと共同で設立した
(株)ヒーローズによるコミック誌「月刊ヒーローズ」の発行 は、まさに今進行しているIP創出への取り組みです。「月刊 ヒーローズ」からヒーローを基軸としたキャラクターを創出 し、アニメーション、テレビシリーズ、映画化を行い、広く世 の中の人々に届けます。そしてマーチャンダイジングによっ て収益化を図り、再度コミックスに還流する流れを目指して います。
コミックス
マーチャンダイジング
アニメーション
映画/テレビ
最先端の技術を活用してコミックスなどの 有力作品を映像化し、IPを活性化させるのが
「アニメーション」の役割です。
この取り組み例には、2012年2月に第1部 が公開され、6月に第2部を公開する映画「ベ ルセルク」全3部作があります。「ベルセルク」
は、原作コミックスが各国で発行されており、世界的に知名 度の高いIPです。
当社は、原作・ストーリー・キャラクターを際立たせる企画 プロデュースや最先端の技術で映像化しました。
今後は、世界16ヵ国以上での劇場配給やテレビなど多メ ディアを活用した商品化(マーチャンダイジング)を考えてお り、循環的な展開を通じてIPを活性化させていきます。
IPの普及と価値最大化のため、映画やテレ ビを通じて作品の認知度向上と価値拡大を図 るのが「映画/テレビ」の役割です。
話題性や3D映像化など、IPの効果的な普 及活動を展開して前作を上回る興行収入をあ
げたのが、2012年3月に公開した映画「ウルトラマンサーガ」 です。「ウルトラマン」IPの価値を向上させ、ファン層の拡大に 寄与した例といえます。
多様なメディアでのIPの商品化を通じて収益化を図るのが
「マーチャンダイジング」の役割です。
ファンが拡大することで価値の高まったIPをゲーム・モバ イル・SNSなどのインタラクティブメディア、コンシューマプ ロダクツ、パチンコ・パチスロへ展開することで、さらなる ファンの拡大と確実な収益化を担います。
(多メディアにおける商品化)
©ヒーローズ ©三浦建太郎(スタジオ我画)・
白泉社/BERSERK FILM PARTNERS
©2011「ウルトラマンサーガ」 製作委員会
鵠沼海岸クリーンアップキャンペーン での清掃活動の様子
渋谷区定例清掃活動の様子
企業の社会的責任( CSR )への取り組み
当社は、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念の実現 に向け、社会や人々の豊かさに資するエンタテインメントを提供 しています。そして、この事業活動を永続的に推進し、社会と共 栄し続けることが当社CSRの基本的な考え方であり、その基盤 となる経営の健全性や社会からの信頼・尊敬を得るために、 CSR活動を重要な取り組みと位置づけています。
CSR委員会では、2008年の設立以降、CSRの基本的な考え 方や企業行動規範を従業員に対して啓蒙しており、現在は全従
業員がCSRに対する意識を高めつつあります。これにより、5 つのワーキンググループが推進する社会貢献活動や従業員満 足・顧客満足の向上、コンプライアンス研修、リスク管理などの 施策は、着実に成果を表しはじめています。
フィールズグループは、企業として持続的な成長と、それに 伴う社会的責任を果たすべく、今後も一歩ずつ前進してまいり ますので、株主の皆様におかれましては長期的なご支援を賜り ますよう、お願い申し上げます。
当社は、社会貢献活動の一環として、本社のある渋谷区
(東京都)で定期的に清掃活動を実施するとともに、鵠沼海岸
(神奈川県)のクリーンアップキャンペーンにも積極的に参加 しています。
また、今夏も全国的に電力不足が懸念されることから、空 調や照明、PCなどを中心に使用電力の削減に努めるととも に、当社指定のオフィシャルシャツやスーパークールビズを 導入するなど、引き続き、節電協力に向けた施策を全社一 丸となって推進していきます。
(株)円谷プロダクション及び当社グループ賛同企業が一 丸となって設立した「ウルトラマン基金」は、2012年4月を もって設立1年を迎えました。
これまで、被災された皆様、とりわけ新しい未来を切り開 く子どもたちへの支 援 活 動に尽 力し、ウルトラヒーロー ショーも含め、その活動は20回を数えることとなりました。
今後も、多くの皆様からのご協力のもと、子どもたちの 未来に向けた施策を展開していきますので、ご支援賜りま すよう、よろしくお願いいたします。
CSRに対する基本的な考え方
社会貢献活動トピックス
清掃活動や節電施策を継続的に実施 グループCSRトピックス
被災地の子どもたちを支援する「ウルトラマン基金」
宮城県女川町の保育所修了式に ウルトラマンが登場
岩手県大槌町及び宮古市に マイクロバスを寄贈
「ウルトラマン基金」の詳細については、Webサイト
(http://www.ultraman-kikin.jp/)をご覧ください。
当社CSR活動の詳細については、Webサイト(http://www.fields.biz/ir)をご覧ください。
モバイル・フィールド
(株)フューチャースコープ及びアイピー・ブロス(株)は、オンラインサー ビス分野において、パチンコ・パチスロ関連コンテンツを活用した既存サー ビスの見直しを進める一方、スマートフォン対応や新コンテンツの拡充を 行うとともに、サービス品質の向上を図る投資を進めました。
スポーツエンタテインメント・フィールド
2012年3月期は、引き続きスポーツ関連事業の経営改善を実施し、ジャ パン・スポーツ・マーケティング(株)は、2011年8月23日付「当社と子会 社間での簡易吸収分割、及び子会社の特別清算に関するお知らせ」の通り 抜本的な事業再編を実施し、2012年3月に特別清算が結了しました。な お、当社が承継したフィットネスクラブ事業の「トータル・ワークアウト」は、 各店舗の会員数・パーソナルトレーニング本数とも堅調に推移しました。 その他・フィールド
(株)ヒーローズは、2011年11月にコミック誌「月刊ヒーローズ」を創 刊し、2012年5月1日付の7号まで順調に発行しました。
ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント(株)は、大型プロジェクトと して企画・プロデュースしてきた劇場アニメーション「ベルセルク 黄金時 代篇Ⅰ 覇王の卵」を2012年2月に全国公開しました。
(株)デジタル・フロンティアは、映画やゲームのコンピュータ・グラ フィックス(CG)制作を含め、各分野で映像制作事業を推進しました。同 社は、パチンコ・パチスロ遊技機向けCG制作や長編CG制作の依頼増加 に応える制作ラインの拡充に向け、国内外で体制強化を推進しています。
(株)円谷プロダクションは、ウルトラマンシリーズ最新作となる映画「ウ ルトラマンサーガ」を2012年3月に全国公開し、話題性の高いキャストの 採用や迫力あふれる3D映像化により、幅広い層にわたって観客動員を あげることができました。
(各セグメントの売上高及び営業利益は12ページをご覧ください。) 2012年3月期の経営成績
売上高は92,195百万円、営業利益8,527百万円、経常利益8,661 百万円となりました。当期純利益については、子会社の解散・清算に伴 い法人税等が減少し、5,991百万円となりました。
業績の主因として、パチンコ・パチスロ事業は、期初にあたって2011 年3月に発生した東日本大震災の影響を考慮し、下半期重視の販売スケ ジュールを計画しました。その後、下半期に向けて各遊技機メーカーの有 力タイトルの出荷・販売が集中する市場環境に対応し、需要と供給のバラ ンスのとれた販売スケジュールを再策定しました。
こうした方針のもと、上半期はパチンコ遊技機1機種、パチスロ遊技機 2機種を販売し、下半期にパチンコ遊技機1機種、パチスロ遊技機4機種を 販売しました。販売活動は全体を通じて概ね計画通りに推移しましたが、 第4四半期に販売したパチスロ遊技機の受注分の一部が次期にずれ込ん だことなどにより、上述の経営成績となりました。
各セグメントの状況 PS・フィールド
当社は、先述の市場環境を踏まえ、下半期に大型タイトルを含む複数の 遊技機を集中的に販売する体制を整えました。幸い、当初伝えられた夏 以降よりも早い時期にサプライチェーン(部品供給網)が復旧したことか ら、第3四半期は遊技機メーカー各社から有力タイトルが相次いで投入さ れ、年末年始商戦に向け、マーケットは大きな盛り上がりをみせました。 こうしたなか、当社は流通を担う立場から第3四半期の活況感を持続さ せるため、第4四半期に複数の大型タイトルを集中的に投入しました。な お、3月に投入した「パチスロ モンスターハンター」の受注は順調に推移し ましたが 、タイで発生した洪水の影響で一部部材の調達が困難であった ため、販売台数の一部が次期にずれ込みました。また、第4四半期に販売 を予定していたパチンコ遊技機1タイトルは、内規変更に対応するため次 期投入に変更しました。この結果、パチンコ遊技機販売台数は233,223 台、パチスロ遊技機販売台数は179,167台となりました。
決算ハイライト
©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
©Sammy ©RODEO
©カラー
©Bisty
©avex management inc.
©avex entertainment inc.©Bisty
〈2012年3月期の主な販売タイトル〉
■ パチンコ遊技機 ■ パチスロ遊技機
©黒澤プロダクション/ Sammy・電通・ぴえろ・ NTV©Sammy ©RODEO
「旋風の用心棒~胡蝶の記憶~ 」
(2011年8月発売)
©カラー
©Bisty
「CRヱヴァンゲリヲン7」
(2012年1月発売) 「ヱヴァンゲリヲン~生命の
鼓動~」(2012年2月発売) 「パチスロ モンスターハンター」
(2012年3月発売)
「 CR ayumi hamasaki 浜崎あゆみ物語 – 序章 – 」
売上高(単位:百万円)
連結損益計算書(セグメント情報含む) (単位:百万円)
科 目
前連結会計年度 2010年4月 1 日から 2011年3月31日まで
当連結会計年度 2011年4月 1 日から
2012年3月31日まで 増減率(%)
売上高 103,593 92,195 △11.0
PS・フィールド 94,115 83,959 △10.8
モバイル・フィールド 2,032 1,924 △5.3
スポーツエンタテインメント・フィールド 2,171 1,945 △10.4
その他・フィールド 5,881 5,460 △7.2
調整額 △606 △1,093 ─
売上原価 68,464 60,865 △11.1
売上総利益 35,129 31,330 △10.8
販売費及び一般管理費 21,993 22,803 +3.7
営業利益 13,136 8,527 △35.1
PS・フィールド 12,866 8,664 △32.7
モバイル・フィールド 236 11 △95.3
スポーツエンタテインメント・フィールド △290 7 ─
その他・フィールド 315 △139 ─
調整額 8 △16 ─
営業外収益 1,136 574 △49.5
営業外費用 588 440 △25.2
経常利益 13,684 8,661 △36.7
特別利益 215 8 △96.3
特別損失 488 404 △17.2
税金等調整前当期純利益 13,410 8,265 △38.4
法人税等 5,883 2,099 △64.3
少数株主損益調整前当期純利益 7,527 6,165 △18.1
少数株主利益 6 174 +2,800.0
当期純利益 7,520 5,991 △20.3
12/03 13/03
(見通し) 11/03
08/03 09/03 10/03 103,593
92,195 115,000 101,818
73,03566,342
当期純利益(損失)(単位:百万円)
7,520 5,991
7,300 5,296
1,481 3,289
12/03 11/03
08/03 09/03 10/03 13/03
(見通し)
営業利益(単位:百万円)
13,136 8,527
14,000 13,158
1,960 8,124
12/03 11/03
08/03 09/03 10/03 13/03
(見通し)
(注)増減率については、表上計算しています。
1 流動資産の主な差異
流動資産は、前期末から11,760百万円増加し て62,811百万円となりました。
これは主に、「現金及び預金」が、前期末から 2,471百万円増加して18,344百万円となったほ か、「受取手形及び売掛金」が、主としてパチスロ 遊技機販売に係る売上債権の増加などにより前 期末から6,454百万円増加して34,402百万円 となったこと、「たな卸資産」が、仕掛品の増加な どにより前期末から1,777百万円増加して3,135 百万円となったことなどによるものです。
2 固定資産の主な差異
固定資産は、前期末から2,870百万円増加して 30,790百万円となりました。
これは主に「投資その他の資産」が、関連会社株 式の取得などにより前期末から2,677百万円増 加して15,437百万円となったことなどによるも のです。
3 流動負債の主な差異
流動負債は、前期末から10,338百万円増加し て37,925百万円となりました。
これは主に、「支払手形及び買掛金」が、主として パチスロ遊技機販売に係る仕入債務の増加によ り前期末から11,161百万円増加して29,100 百万円となったことなどによるものです。
4 純資産の主な差異
純資産は、前期末から4,534百万円増加して 51,555百万円となりました。
これは主に、「利益剰余金」が、当期純利益の増加 により、前 期 末 から4,331百 万 円 増 加して 37,774百万円になったためです。
連結貸借対照表 (単位:百万円)
科 目 2011年3月31日現在前連結会計年度末 2012年3月31日現在当連結会計年度末 増減額
資産の部
流動資産 51,051 62,811 +11,760
固定資産 27,920 30,790 +2,870
有形固定資産 10,089 10,980 +891
無形固定資産 5,070 4,372 △698
投資その他の資産 12,760 15,437 +2,677
資産合計 78,971 93,601 +14,630
負債の部
流動負債 27,587 37,925 +10,338
固定負債 4,362 4,121 △241
負債合計 31,949 42,046 +10,097
純資産の部
株主資本 47,601 51,895 +4,294
資本金 7,948 7,948 ─
資本剰余金 7,994 7,994 ─
利益剰余金 33,443 37,774 +4,331
自己株式 △1,785 △1,821 △36
その他の包括利益累計額 △821 △824 △3
少数株主持分 242 483 +241
純資産合計 47,021 51,555 +4,534
負債純資産合計 78,971 93,601 △14,630
1 2
3
4
連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円)
科 目
前連結会計年度 2010年4月 1 日から 2011年3月31日まで
当連結会計年度 2011年4月 1 日から
2012年3月31日まで 増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー 8,005 10,015 +2,010 投資活動によるキャッシュ・フロー △4,356 △4,798 △442 財務活動によるキャッシュ・フロー △3,915 △2,565 +1,350
現金及び現金同等物に係る換算差額 △7 0 +7
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △274 2,652 +2,926 現金及び現金同等物の期首残高 15,906 15,632 △274 現金及び現金同等物の期末残高 15,632 18,284 +2,652
連結株主資本等変動計算書 当連結会計年度 (2011年4月1日から2012年3月31日まで) (単位:百万円)
科 目
株主資本 その他の包括利益累計額
少数株主持分 純資産合計 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本 合計
有価証券 その他
評価差額金 為替換算 調整勘定
その他の 包括利益 累計額合計
2011年 4月1日残高 7,948 7,994 33,443 △1,785 47,601 △822 0 △821 242 47,021 連結会計年度中の変動額
剰余金の配当 — — △1,660 — △1,660 — — — — △1,660
当期純利益 — — 5,991 — 5,991 — — — — 5,991
自己株式の取得 — — — △36 △36 — — — — △36
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額) — — — — — △1 △0 △2 241 238
当期変動額合計 — — 4,330 △36 4,294 △1 △0 △2 241 4,533
2012年3月31日残高 7,948 7,994 37,774 △1,821 51,895 △824 △0 △824 483 51,555
(注)増減額については、表上計算しています。
フリー・キャッシュ・フロー(単位:百万円)
12/03 11/03 08/03 09/03 10/03
3,649 5,217
3,477 2,035 7,418
詳細は当社Webサイトをご覧ください。 http://www.fields.biz/ir
コーポレートデータ
商号 フィールズ株式会社
(英文:FIELDS CORPORATION) 企業理念 「すべての人に最高の余暇を」 設立 1988年6月
本社所在地 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3番6号 E・スペースタワー
資本金 7,948百万円 従業員数 1,324名(連結)
事業内容 1. 遊技機の企画開発 2. 遊技機の仕入、販売
3. キャラクター、コンテンツの企画開発、販売 4. 映像ソフトの企画開発、販売
連結対象会社 (株)フューチャースコープ
トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント(株)
(株)円谷プロダクション
(株)デジタル・フロンティア
ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント(株) 他 11社
会社概要 (2012年3月31日現在)
役員 (2012年6月20日現在)
代表取締役会長 山本 英俊
代表取締役社長(アニメーションプロデュース本部長) 大屋 高志 専務取締役(インタラクティブメディア事業本部長
兼 コンシューマプロダクツ事業本部長) 繁松 徹也
専務取締役(PS事業統括本部長) 秋山 清晴 常務取締役(コンテンツ本部長) 栗原 正和
取締役(計画管理本部長) 山中 裕之
取締役(コーポレート本部長) 伊藤 英雄
取締役(PS事業統括本部副本部長) 藤井 晶
取締役(法務室長) 末永 徹
社外取締役 糸井 重里
社外監査役 常勤 池澤 憲一
社外監査役 小池 敕夫
社外監査役 古田 善香
社外監査役 中元 紘一郎
執行役員(計画管理本部副本部長) 小澤 謙一
執行役員(コーポレートコミュニケーション室長) 畑中 英昭
執行役員(PS事業統括本部副本部長) 藤島 輝男
執行役員(PS事業統括本部支店統括部長
兼 同本部北海道・東北支社長) 若園 秀夫
執行役員(イメージング&ライブエンタテインメント本部副本部長) 小澤 洋介
執行役員(研究開発室長) 大塩 忠正
執行役員(イメージング&ライブエンタテインメント本部長) 菊池 伸之 執行役員(イメージング&ライブエンタテインメント本部
エグゼクティブプロデューサ)
((株)デジタル・フロンティア代表取締役社長) 植木 英則 執行役員(アニメーションプロデュース本部副本部長)
(ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント(株)代表取締役社長) 鎌形 英一 執行役員(インタラクティブメディア事業本部
エグゼクティブプロデューサ)
((株)フューチャースコープ代表取締役社長) 冨永 政雄
(注) ( )内は主たる役職となっています。
株主メモ
株式情報
(2012 年3 月31日現在)住所変更のお申出先について
株主様の口座のある証券会社にお申出くだ さい。
なお、証券会社に口座がないため特別口座 が開設されました株主様は、特別口座の口座 管理機関である三井住友信託銀行(株)にお申 出ください。
未払配当金の支払いについて
株主名簿管理人である三井住友信託銀行
(株)にお申出ください。
「配当金計算書」について
配当金支払いの際送付している「配当金計 算書」は、租税特別措置法の規定に基づく「支 払通知書」を兼ねています。確定申告を行う際 は、その添付資料としてご使用いただくことが できます。
* 確定申告をなされる株主様は、大切に保管く ださい。
事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定時株主総会 毎年6月下旬
基準日 定時株主総会・期末配当 毎年3月31日
中間配当 毎年9月30日
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行(株) 郵便物送付先 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行(株) 証券代行部 (電話照会先) 電話 0120-782-031(フリーダイヤル)
取次事務は三井住友信託銀行(株)の本店及び全国各支店で行っております。 上場証券取引所 大阪証券取引所(JASDAQ) 証券コード:2767
公告方法 電子公告 URL http://www.fields.biz/ir
(事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができな い場合は、日本経済新聞に掲載いたします。)
大株主
株主名 株式数(株)所有 持株比率 (%)
山本 英俊 86,750 25.00
(株)SANKYO 52,050 15.00
山本 剛史 36,128 10.41
(有)ミント 16,000 4.61
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 7,741 2.23 資産管理サービス信託銀行(株)
(証券投資信託口) 7,677 2.21
ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー)
サブ アカウント アメリカン クライアント 6,888 1.99 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 6,648 1.92 ビービーエイチルクス フイデリテイ フアンズ
ジヤパン アドバンテージ 6,249 1.80
大屋 高志 4,500 1.30
*当社所有の自己名義株式は除いています。
株式状況
発行可能株式総数 1,388,000株
発行済株式総数 347,000株
自己名義株式 15,162株
株主数 9,244名
所有者別株式分布状況
2011 年 9 月 30 日
2012 年 3 月 31 日
自己名義株式
8.01% 0.79%
20.77% 13.00% 53.14%
4.29%
7.81% 1.16%
20.78% 12.10% 53.78%
4.37% 金融機関 金融商品取引業者 その他国内法人 外国法人等 個人・その他
IR コミュニティ
熊本会場
広島会場
松山会場
IRサイト http://www.fields.biz/ir 個人投資家説明会を開催しました。
多くの皆様と直接対話をすることで当社への理解を深めていただきたいという思い から、毎年、全国各地で個人投資家向け説明会を開催しています。2012年3月期に は福岡、徳島、熊本、広島、松山の5都市で開催し、累計で542名の方にご参加いた だきました。いずれの都市でも積極的にご意見・ご質問をいただくなど、活気ある説 明会となりました。引き続き、このようにお顔を合わせて説明させていただく機会を 積極的に設けていきたいと考えています。
当社に関する様々な情報を広く開示することで皆様のお役に立てるよう、IRサイト の拡充に努めています。2012年3月期は、日興アイ・アール発表の「最優秀サイト」、 大和インベスター・リレーションズ発表の「2011年インターネットIR・優良企業賞」、ゴ メス・コンサルティング発表の「 Gomez IRサイトランキング2012」新興市場ランキン グ第1位に選定されました。継続的な取り組みが評価されたものと考えていますが 、 これをもって十分とせず、評価やご意見を踏まえて今後も改善を図っていきます。 IRサイトの拡充を図っています。
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参加者の方々からいただいたご質問にお答えします
配当についての考え方は?
配当性向20%以上を基準とし、利益に応じた適正な配当を行うことを基本的な方 針としています。成長のための投資などとのバランスも考えながら、利益還元を 行っていきます。株主の皆様のご期待に報いるような成長を実現し、ともに喜びを 分かち合えるようになりたいと考えています。
どの企業とよく比較されるのか?
株式市場では、当社のビジネスモデルと同様の企業がないため、同様の業界とし て遊技機メーカーと比較されるケースが多いです。なお、提携遊技機メーカーはラ イバル企業ではなく、ビジネスパートナーと認識しています。
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日本生産性本部の2010年版「レジャー白書」によると、パチンコの貸玉料に相当する市場規模 は19兆3,800億円で、余暇市場全体の29%を占める。また、パチンコ機およびパチスロ機(以 下、遊技機)の年間市場規模は約1兆2,000億円と推定され、日本のものづくりを支える基幹産 業である工作機械の受注額(2010年で約9,800億円)を上回る。
巨大産業であるパチンコ業界は、遊技機や周辺機器などを製造する企業、販売する企業、利用 する企業(パチンコホール)の三層で形成されている。こうした中で、川上(遊技機の企画)と川下
(遊技機の販売)の双方を手掛ける企業がフィールズ(以下、当社)である。生産設備を持たず、製 品の開発と販売に特化しているという点で、家庭用ゲーム機およびソフトを手掛ける任天堂に近 いビジネスモデルと言える。
当社の強みは以下の三点である。第一に、優れたコンテンツを自ら創出ないし発掘する能力で ある。グループには、映画やアニメーション、コミックを含む書籍など様々なコンテンツの開発を 手掛ける複数の子会社が存在する。また、主力の遊技機事業を通して蓄積したグループ外企業と のネットワークや版権獲得のノウハウは、競合他社の追随を許さない。
第二に、自ら創出ないし発掘したコンテンツを、長期間にわたって収益化する能力である。「ヱ ヴァンゲリヲン」シリーズ初のパチンコ機は04年12月、パチスロ機は05年9月に発売されたが、 緻密なマーケティングによって着実に「進化」を重ね、現在でもパチンコホールの主力機種となっ ている。
第三に、遊技機の高い販売力である。複数のメーカーの遊技機を取り扱っているため、全国を 網羅する26支店の営業人員が高い頻度でパチンコホールを訪問し、収集した情報を遊技機の企 画・開発部門へフィードバックする体制が構築されている。当社が02.3期から11.3期までの10 年間で販売した遊技機は、累計で400万台を超える。また、当社の販売台数シェアは、02.3期の 5%から11.3期には13%まで上昇した。
一方、当社のこれまでの営業利益の推移を見ると、年間120~130億円で頭打ちとなってい る。さらなる成長を実現するためには、遊技機で「ヱヴァンゲリヲン」シリーズに次ぐ第二、第三の 柱を生み出すとともに、遊技機以外の事業分野を伸ばすことが不可欠であろう。また、当社は四 半期業績の変動が大きいため、提携先の拡大による主力製品の発売時期の平準化や、固定費の 変動費化が課題である。
なお、一般消費者における当社の知名度は必ずしも高くないが、機関投資家のみならず個人投 資家向けのIR活動に精力的で、情報開示の質も高い。パチンコ産業は規制の変化による影響が大 きい上に、成長イメージも乏しい。しかし、(1)積極的な株主還元で長期保有の投資家を増やし、
(2)売り出し等によって株式の流動性を高め、(3)成長のボトルネックとなっている上述の課題を克 服すれば、株式市場における評価も高まるであろう。
第三者によるフィールズの分析レポート
桜井 雄太(さくらい ゆうた) 野村證券株式会社 エクイティ・ リサーチ部 情報通信チーム エ グゼクティブ・ディレクター。社 団法人 日本証券アナリスト協 会検定会員。
90年3月慶應義塾大学経済学 部卒業、同4月野村證券入社。 東京都出身。
野村グループは、「変化を作る」
「ワールドクラス」「スピード」の 3つを経営ビジョンのキーワー ドとし、「お客様中心主義」を徹 底することにより世界中のお客 様へワールドクラスの品質の サービスを提供することを目指 しています。
http://www.nomura.com/jp/
www.fields.biz
企業理念への想い
当社は、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念を掲げ、我々 が提供するエンタテインメントサービスを通じて多くの人々に「感動」と
「興奮」を届けご満足いただけるよう力を注いでおります。さらなる飛 躍を遂げるために成長するビジネスモデルへと発展させ、フィールズ グループで働く一人ひとりが一生懸命に挑戦していきます。
これからの社会は、事業収益を最大限に高めることにプラスして より多くの雇用機会を設けることや、地球環境を考え必要な時に必要 な分だけ資源を有効活用したビジネスを支えられる健全な仕組みで 営む企業こそが価値を高めていくと、私は考えます。
株主の皆様におかれましては、私たちの挑戦にご期待いただき、引 き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。
文・表紙文字=取締役(コーポレート本部長) 伊藤 英雄
IRお問い合わせ先 フィールズ株式会社
コーポレートコミュニケーション室 IR課 Tel: 03-5784-2109
Mail: [email protected]